おはようございます!

春日整骨院の春日です。

 

今日は変形性膝関節症についてお話していきたいと思います!

変形性膝関節症は男女を問わず発症しますが、圧倒的に女性に多く見られます。
当院でも女性の方が多いです。

 

女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの低下によりリン代謝が低下しますので、増骨機能が低下します。

 

しかし、ある条件が加わってしまうと、局所的に増骨機能が逆に向上します。

その条件とは、骨にかかる必要以上の加重と衝撃です。

 

よく膝が痛い人が「やせなさい」と指導されたと聞きます。

たしかに、肥満ぎみの人はリスクが大きいことには違いありませんが、そうでもない人でも等しくリスクを持っています。

 

このことを筋肉の代謝と血管との関係、どのようなメカニズムで等尺性筋力の劣化につながるかを説明します。

 

まず筋の代謝とは簡単に言えば筋のエネルギー活動のことです。

したがって、筋代謝が低いと言えば、筋のエネルギー効率が悪いと言うことになります。

 

一定の筋活動をする時に通常以上の酸素を必要とし、その分だけ多くの二酸化炭素を排出し、血中の水素イオンの濃度が低下、疲労物質である乳酸の過剰産生という状態になります。

 

通常、いくらこのような状態になっても、必要な休息をすれば、問題は起きません。休息により、ガスや乳酸は処理されるからです。

しかし、組織がその機能を十分に発揮してくれていないと、いくら睡眠などをとって休息しても問題が生じてきます。

 

この問題を生じさせるのが細静脈の働きです。

 

血流は心臓から動脈を通り運ばれますが、筋組織へ筋の収縮、伸展で隅々まで運ばれます。そして、この動脈血により、筋活動に必要な物質が供給されます。代わりに、筋肉から疲労物質などの老廃物などは、集合血管で集められ、細静脈に送られます。

問題はここで起きます。

もし、この細静脈のキャパを上回る老廃物が集合血管で集められてしまうと細静脈はどうすることも出来ません。そうなると処理出来ない老廃物が筋中に残ります。

 

このような状態が長期間続くと、人は防御メカニズムが働き、集合血管にたくさんの老廃物が貯まらないようにします。つまり筋線維の使用量を少なくするわけです。

 

神経筋接合部でのアセチルコリンの抑制による筋支配性の低下が発生します。
これにより、骨に必要以上の加重と衝撃が日常的にかかるようになります。

 

このような背景で変形性膝関節症は進行していきます。

 

この状態から筋を解放するには、筋の局所代謝力を急速に向上させなければなりません。劣化した下肢筋群の等尺性を回復しさえすれば、代謝サイクルに比例し改善していきます。

 

「膝が変形している」「軟骨が減っている」「体重が重い」は痛みの直接的な原因ではありません。

春日整骨院では筋代謝を向上させ、筋が本来の機能を発揮できるようにし、
痛みを改善させます。

 

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大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田208
Tel 06-6147-5222

春日整骨院  春日 慎一

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